在宅失語症者の介護負担感の継時的変化からみた支援課題と当事者サークル参加の影響
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概要
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在宅失語症者の家族の介護負担感の継時的変化を明らかにするため,コミュニケーション障害を含む介護負担感の評価を目的に開発された介護負担感評価票を使用し,ある高次脳機能障害サークルに属する失語症者の家族を対象に,遡及的かつ継時的に調査を行った。さらに,当事者サークルに参加後のコミュニケーション面と生活面の変化について半構造的インタビューを実施した。高い負担を感じている家族が多い項目は退院時には31項目中24項目あったが,現在は7項目に減少していた。しかし,言語面の項目における負担感は退院後時間を経ても継続していた。また,失語症に対する理解や適切なリハビリや対応を受けられる場所など,ソーシャルサポート面の項目における負担感は現在も高く,心理・社会的サポート体制の充実が今後の課題と考えられた。サークル参加後の変化より,言語聴覚士がグループ活動を支援することは,在宅失語症者とその家族をサポートする上で有効であることが示された。
著者
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綿森 淑子
広島県立保健福祉大学
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綿森 淑子
広島県立保健福祉大学 保健福祉
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綿森 淑子
広島県立保健福祉大学 コミュニケーション障害学科
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綿森 淑子
大阪大学 大学院 医学系研究科 未来医療開発 専攻 ポストゲノム疾患解析学 講座 プロセシング異常疾患 分野 精神医学 教室
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坊岡 峰子
県立広島大学保健福祉学部コミュニケーション障害学科
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