小児失語症の長期的予後
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
小児失語症(後天性)患者4例につき, 発症後5年〜13年を経過した時点で言語・非言語能力に関する検査, 知能検査, CT検査を行った.発症時年齢が3歳以下であった症例も含め, すべての症例で何らかの言語処理過程の障害が認められた.個々の症例について発症時年齢及び脳の損傷部位との関連を検討した結果, 左半球内部での機能分化の様相は言語の各要素(統語・音韻・語彙)によっても, また年齢によっても異なることが明らかとなった.また, 言語処理過程の障害を基盤とした適応障害についても触れ, 言語治療士の継続的指導・助言の必要性を強調した.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1981-11-18
著者
関連論文
- 音声学的対立を利用した単語明瞭度評価法(日本語版)の試み
- 合成を目的とした構音障害音声の分析
- 健常者の音読速度と速度調節の方略 : 予備的検討
- 認知症の人に対する言語聴覚士のかかわり
- 失語症に対する能力障害・社会的不利レベルへのアプロ-チ (高次脳機能障害とADL)
- 高齢者用コミュニケーション機能スクリーニング検査 (CFSE) の開発
- 失語症会話パートナー養成カリキュラムのガイドラインに関する試案
- 失語症者の心理社会的側面に対する援助 : 失語症ボランティア養成講座について
- 在宅失語症者の家族の介護負担感 : アンケート調査報告
- 1.記憶障害の評価とリハビリテーション : 日本版リバーミード行動記憶検査RBMT(Rivermead Behavioural Memory Test)の講義と実習(高次脳機能障害,ハンズオンセミナー1,特別企画,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- I-6-2 記憶障害の評価方法の検討(脳外傷 : 評価)
- 8. 慢性期における軽症記憶障害例への対応 : メタ記憶の改善について (第8回日本リハビリテーション医学会中部・東海地方会)
- II-F-41 記憶障害患者に対する訓練ストラテジーの検討 : リバーミード行動記憶検査を用いて
- 12.リバーミード行動記憶検査を用いた記憶障害患者の評価(高次脳機能II)
- 失語症と発語失行(脳損傷における高次脳機能の評価とリハビリテーション)
- 13. 成人・高齢コミュニケーション障害患者のための総合的評価システムの開発(2) : 高次機能-3 : 第30回 日本リハビリテーション医学会 学術集会
- 高齢コミュニケーション障害患者のための総合的評価システムの開発(1) : 失語症 : 第29回日本リハビリテーション医学会学術集会
- 高次脳機能検査(老研版)による失語症患者と痴呆患者の比較
- 高次脳機能検査(老研版)による失語症患者と痴呆患者の比較(第2報) : 第28回日本リハビリテーション医学会学術集会 : 痴呆
- 高齢失語症患者におけるコミュニケーション能力 : 実用コミュニケーション能力検査による検討 : 第28回日本リハビリテーション医学会学術集会 : 失語症
- 失語症に対する治療的アプローチ : 実用性重視アプローチを中心に
- 日常生活動作の再検討-11-コミュニケ-ション障害
- 痴呆患者の呼称能力障害 : 失語症患者との比較による検討 : 第27回日本リハビリテーション医学会総会 : 失語症
- 記憶のリハビリテーション, Wilson, B.A.著, 江藤 文夫監訳, 医歯薬出版, A5判, 280頁, 5,850円 (税込み), 1990 (原著出版 1987)
- 失語症の発症時年齢と関連要因 : 非言語的認知能力を中心に
- 嚥下障害 : その病態とリハビリテーション, M. E. Groher編, 塩浦政男・藤島一郎訳, 医歯薬出版発行, 4800円 (税込み), 1989 (原著出版1984), B5判, 225頁
- 28. 失語症患者における発症時年齢と非言語的認知能力の障害(高次脳機能)
- 痴呆患者のコミュニケーション能力
- アルツハイマー病の談話障害への介入的アプローチ (シンポジウム 脳病変による談話障害へのアプローチ)
- 在宅失語症者の介護負担感の継時的変化からみた支援課題と当事者サークル参加の影響
- 19.痴呆患者のコミュニケーション能力 : 実用コミュニケーション能力検査の成績とその特徴(脳卒中)(第25回日本リハビリテーション医学会総会)
- 実用コミュニケーション能力検査の開発と標準化
- 8.失語症患者における日常コミュニケーション能力の評価法の開発研究(6)(言語・心理)
- 4. 痴呆の神経心理学的研究(1)第21回日本リハビリテーション医学会総会II. 老人の痴呆
- 17. 失語症患者における日常コミュニケーション能力の評価法の開発研究(5)(脳卒中)(第18回日本リハビリテーション医学会総会)
- 66. 失語症患者における日常コミュニケーション能力の評価法の開発研究(4)(言語)(第17回日本リハビリテーション医学会総会)
- I-C-8.失語症患者における日常コミュニケーション能力の評価法の開発研究(言語治療)(第16回日本リハビリテーション医学会総会)
- 10.実用コミュニケーション能力検査(第24回日本リハビリテーション医学会総会)
- III-11.失語症リハビリテーションの効果に関する研究(1) : 客観的テストと日常場面での機能的コミュニケーション能力との関係(言語障害(II))(第11回日本リハビリテーション医学会総会)
- 言語聴覚障害(1)総論--コミュニケーションとその障害
- 発声発語器官の交互運動能力における教示方法の違いの影響 : 健常成人の場合
- 3. 話しことばの速度の変化が失語症患者の理解力に及ぼす影響について(第1報)(失語症)(第10回日本リハビリテーション医学会総会)
- 失語症における impairment と disability レベルの経時的関連性 : SLTAとCADLを指標にして
- 重度失語症者のための視覚的コミュニケーションシステムの開発
- 健常成人における談話の課題による差の検討 : 量的側面について
- I・3-5.失語症患者における日常コミュニケーション能力の評価法の開発研究(2)(言語治療)(第15回日本リハビリテーション医学会総会)
- 記憶障害患者のリハビリテーション
- 失語症訓練の技法とその効果
- 主I・13. 失語症患者における日常コミュニケーション能力の評価法の開発研究(1)(主題I : 言語治療)(第14回日本リハビリテーション医学会総会)
- 行動学的記憶検査法 : 日本版リバーミード行動記憶検査(日本版RBMT)の有用性について
- 高齢者施設における言語聴覚士の役割とは
- 小児失語症の長期的予後
- 失語症患者のコミュニケーション・マネージメントについて
- 主I・12. 失語症患者のコミュニケーション : マネージメントについて(主題I : 言語治療)(第14回日本リハビリテーション医学会総会)
- 11. 純粋失読の一症例(失語症)(第10回日本リハビリテーション医学会総会)
- 発語失行症とそのリハビリテーション : 文献的考察
- 日本版リバーミード行動記憶検査(RBMT)の有用性の検討
- 失語症リハビリテーションの最近の動向とICF
- 軽度アルツハイマー病患者の談話の特徴 : 情景画の叙述ならびに手順の説明課題から
- Bilingual失語症2例の言語治療経過
- 介護職者に対するコミュニケーション障害の理解とコミュニケーションスキル習得のための支援--特別養護老人ホームでの実践
- 記憶障害のリハビリテション : その具体的方法(第41回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 言語障害の診断とリハビリテ-ション (内科医に必要なリハビリテ-ションの実際) -- (脳血管障害)
- 情景画の叙述課題における健常者の談話産生 : 「説明」か「物語」かの教示の違いによる影響
- 老年痴呆における言語の問題--最近の知見から
- 話しことばの速度の変化が失語症患者の理解力に及ぼす影響について
- 小脳疾患患者の話しことばの音響的特徴
- 介護士のコミュニケーションスキルアッププログラムの開発 : 介護士の「コミュニケーションスキル評価票」の作成