低ビットレート/無音圧縮音声通信に対するエコーキャンセラ適用法の検討
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概要
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マルチメディア通信の実現に向けて,その基盤技術となるATMの実用化,導入がデータ系通信を先駆けとして開始され,一方では,ATMによる音声通信いわゆるVTOA(Voice and telephony over ATM)に関する研究,標準化が進められている.既存電話網をATM網に統合する場合,セル組立/分解遅延等による遅延の増大に伴うエコーの影響を抑える必要があり,セルベースエコーキャンセラを提案している.ところが最近,ITU,ATM-Forumでは,経済的な音声通信を実現することを目的として,低ビットレート符号化,無音圧縮技術の適用が議論されており,これらの通信に対するエコーキャンセラの適用法を検討する必要性が生じている.本稿では,低ビットレート符号化,無音圧縮がエコーキャンセラの処理アルゴリズムに与える影饗を明確にする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
-
三浦 一真
Nttネットワータサービスシステム研究所
-
宮崎 陽子
Nttアドバンステクノロジ
-
藤谷 宏
NTTネットワークサービスシステム研究所
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藤谷 宏
Nttネットワークシステム研究所
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三浦 一真
NTTネットワークサービスシステム研究所
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