議論支援システムの対話過程における発話意図の推定

概要

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我々は複数人の分散協調作業を支援するCSCW(Comupter Supported Cooperative Work)グループウェアシステムを知的に支援する手法の探究を行なっている。一般の協調作業では、議論や会話などのコミュニケーションを行なうことにより作業が進められる。計算機上の議論において、しばしば議論が行き詰まったり、迷走してしまうことがある。このような場合、システムが議長となり、自動的に議論に適切に介入することにより議論進行の滞りを解消でき作業全体の能率向上につながると考えられる。本研究では、分散的に配置されたワークステーションを用いた議論支援システムの開発を行なう。本システムでは作業者間の議論はテキストによる自然言語で行なわる。議論を支援するために議論上で交わされている各作業者の発言における意図によりモデルを構築し、議論状態を認識する。議論支援の流れを図1に示す。[figure]本稿は、議輪支援システムを構築するための前段階として、議長がより適切な議論への介入をするために、細分化した発話意図推定の手法を述べる。つまり、自然言語解析を用いた、より細かな発話意図推定の手法ある。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18