4ストローク及び2ストローク発振の条件について
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概要
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発振器の原理としてLienardの定理が周知である.発振器の特徴は,電圧-電流特性が中心対称なN字型の特性をもち,Lienard平面上でリミットサイクルが負抵抗,正抵抗の領域をそれぞれ2回ずつ通過することである.これを4ストロークリミットサイクルと呼ぶ.一方, P. Le Corbeillerによれば,生物の呼吸運動や,ある種の経済的モデルでは,2ストローク型のリミットサイクルが存在する.これらを電圧-電流特性にたとえると,N字型特性がこわれ,リミットサイクルの存在がパラメータの値に強く依存し,従来の発振理論が適用できない.本論文では,2ストローク発振の原理を理論的に明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-19
著者
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