回路とシステム理論に関する断想 : 普通の教科書に書かれていない話
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概要
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はじめに、現代の教育ではあまり顧みられない教科書の叙述の在り方について触れる。つぎに、回路理論が、物理学の一分科であった19世紀から、その背景に、力学的世界観があったこと、それがコンピュータ時代に、回路とシステム理論の抽象的な発展として力学系の理論に受け継がれていること、また、古典回路論における基本概念が、数学的概念に置き換えられ、工学にとって本質的に重要な物理的システムの構成に関し、古典的合成手法が、有形無形に重要な役割を果たしていることなどを論ずる。また、回路とシステム理論の課題について触れる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-01-24
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