リエナール方程式の区分線形近似による解の誤差に関する一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
周知のように,非線形回路の常微分方程式の解析法として,区分線形近似法がしばしば用いられる.本論文では,van der Polの方程式の拡張として,自励発振回路を広い範囲で表現するリエナールの方程式について,区分線形近似法に基づく解の構成のアルゴリズムを与えた.また,2種類の区分線形関数を用いることにより,リエナール方程式の解の存在範囲を示す定理を導いた.さらにリエナール方程式が一般に他数の周期解を持つ場合に,リエナール平面上での解軌道の振舞いについて簡単な考察を行なった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-06-19
著者
関連論文
- 2ストローク発振器が安定なりミットサイクルを持つためのパラメータの上限
- 4ストローク及び2ストローク発振の条件について
- A Topological Condition for a Linear Time-Varying Electric Circuit to be Represented by a Canonical Equation
- フィルタ理論から信号処理論への展開(1900年代の技術を振り返る)
- 23. 線形と非線形 : 工学と数学との触れ合いについての対話 (非線形現象の不思議)
- 1. 回路とシステム理論をめぐって : 教育と研究の諸相 (九州発21世紀へのメッセージ)
- 迷路探索における学習問題に関する一考察
- 回路とシステム理論に関する断想 : 普通の教科書に書かれていない話
- 最少数の補間点により近似された巡回型ディジタルフィルタ特性
- 阻止域を有するディジタルフィルタ特性の解析的近似法
- リエナール方程式の区分線形近似による解の誤差に関する一考察
- 極感度を考慮に入れた巡回型ディジタルフィルタの特性近似
- 補間に基づく巡回型ディジタルフィルタの特性の近似
- 弱い自律分散ロボット群に基準ロボットを割り当てる形状形成アルゴリズム
- 弱い自律分散ロボット群に基準ロボットを割り当てる形状形成アルゴリズム