線形計画法を用いたテスト集合圧縮アルゴリズムの一評価方法
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概要
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著者らは先に,故障表から多項式時間内にサイズ(テスト入力数)の小さなテスト集合を生成するアルゴリズムを提出した.このアルゴリズムにより生成されたテスト集合のサイズの評価は,これをその最小値と比較することにより行った.最小値は最初に与えられた故障表のサイズをm,近似アルゴリズムにより生成されたテスト集合のサイズをnとすると_mC_<n-1>,_mC_<n-2>…の組合せのテスト集合に対して充足解が存在するか否かを調べることにより求めた.しかしながらこの判定方法は,計算量のオーダーが階乗であるため現実的ではない.そこで本稿では,線形計画法(以下,LPと略す)を用いたサイズの評価法を提出する.この評価法は,与えられた故障表の最小テスト集合のサイズの下界を与えるので,任意のアルゴリズムにより生成されたテスト集合サイズの定量的評価に応用できる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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