非対称声帯のモデルと同期現象
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
有音声を発生する声帯の振動については,音声合成や医療などの目的で,1質量モデル,多質量モデル,2質量モデルなど種々のモデルが提案されている.しかし,いずれのモデルも一方の声帯の振動のみが問題とされ,左右非対称な声帯の振動は扱われていない.非対称な声帯の震動問題は,医療においては病的な声帯で特に重要であるし,一般に声帯は大なり小なり非対称であるという意味でも重要であろう.本稿は,対をなす声帯のモデルを提出し,その振舞いを数値的に調べる.従来の1質量あるいは2質量モデルでは,声門(声帯間のすき間)閉鎖は,粘性の強い油につかった臨界制動状態として扱われているが,本稿では声門閉鎖を単純な衝突として扱うことにする.そのため左右各声帯を2質量の縦続系で表現し,合計4質量のモデルとした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
関連論文
- 確率多項式表現のSTAFANへの適用
- 最小被覆問題とその緩和問題の解のサイズの差
- 最小被覆問題を表現する行列のサイズの縮小法
- グレブナ基底求解法のSATへの適用
- 弱い自律分散ロボット群に重心を中心とする伸縮・回転マッチングを用いて形状を形成させるアルゴリズム
- 少数のスピーカによる波面合成と音像位置の制御
- 音場合成法による音像の位置制御
- パソコンネットワークシステムによる成績処理の自動化
- 三角形をもたない正則グラフの生成と同型性の判別
- 2ストローク発振器が安定なりミットサイクルを持つためのパラメータの上限
- 4ストローク及び2ストローク発振の条件について
- パーソナルコンピュータによる情報処理教育とCAIのためのシステム
- ハイパキューブネットワークにおけるhighly structured 自己診断可能システム
- de Bruijnネットワーク, 変形de Bruijnネットワーク及びKautzネットワークにおける分散的自己診断可能システム
- A Topological Condition for a Linear Time-Varying Electric Circuit to be Represented by a Canonical Equation
- 聴覚一次ニューロンの発火の計算モデル
- 故障検出数による重み付けを用いたテスト集合圧縮法に関する研究
- 検出能力による重み付けを用いた故障検出入力集合の準最小化法について
- 論理関数に有限体上の表現を用いる検査系列生成の一方法
- 学生の教育履歴とプログラミング教育
- 初心者の冒すプログラム間違いの分析
- 線形計画法を用いたテスト集合圧縮アルゴリズムの一評価方法
- 非対称声帯のモデルと同期現象
- FIRフィルタの設計における周波数サンプリング法の公式
- 新しい対称性を有する周波数サンプリング法
- 弱い自律分散ロボット群に基準ロボットを割り当てる形状形成アルゴリズム (コンピュテーション)
- 弱い自律分散ロボット群に基準ロボットを割り当てる形状形成アルゴリズム
- 弱い自律分散ロボット群に基準ロボットを割り当てる形状形成アルゴリズム