レーダパルス列分離におけるレーダ数推定規準の検討
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概要
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複数のレーダから到来するレーダパルス列を受信した, 混在レーダパルス列をレーダ毎のレーダパルス列に分離する場合に, レーダ数を推定する規準について示す. このレーダパルス列分離は, 受信レーダパルス列から, パルス幅, 送信RF周波数などの特徴を手掛かりに, 相手レーダ形式の認識を行なうパッシブセンサに必要な機能である. これまでのレーダパルス列分離では, 各レーダパルスの特徴推定誤差の標準偏差を既知としていた. しかし, 実際には電波伝搬環境などの未知の要素に起因する誤差が含まれるため, この標準偏差は未知である. この場合, レーダ数を推定する必要がある. 本稿では, レーダパルス数に影響されずに正しくレーダ数を推定でき, 恋意的なパラメータも必要としない, レーダ数推定規準としてMDL(Minimum Description Length)を用いることを提案する. シミュレーションによって, MDLをレーダ数推定規準に用いることの有効性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-01-30
著者
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