ウズラ網膜出力ニューロンの符号化様式

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概要

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ウズラの網膜出力ニューロンである網膜神経節細胞(RGC)の発するスパイク列の特性を統計学的に検討した.また, 異なるRGCに対して同じ白色Gauss雑音刺激を呈示して, 誘発スパイク列のライブラリを作製した.さらにspike-triggered average(STA)を用いて刺激波形の推定を試みた.多くのRGCは矩形波刺激に対して高い時間精度を示し, 白色ガウス雑音刺激に対する誘発スパイク列もPoisson過程のようなランダム性を示さなかった.また, スパイク間隔の分布もPoisson過程で予測されるものとは異なった.ON型, OFF型RGCではスパイク列からのSTAを用いた比較的良好な復号が可能であったが, ON-OFF型RGCではスパイク列からの良好な復号はできなかった.ライブラリのスパイク列間の相互相関解析を行った結果, 高い相関を示すON-OFF型, OFF型RGCの対が見いだされた.
2002-01-19

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