視覚探索における向網膜系の寄与
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概要
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鳥類の向網膜は,注意による網膜出力の調節に関与するとする仮説がある.今回,我々は向網膜系が視覚探索にどのように寄与しているかを調べるために,向網膜神経核(ION)の破壊術を行なった.ウズラに標的刺激を複数の妨害刺激の中から探索させる視覚探索を学習させた.学習成立後IONを破壊し,術前後の標的刺激への反応時間,探索成功率の変化を調べた.刺激呈示対側のIONがほぼ破壊された3個体中全ての個体で,標的刺激への反応時間が有意に延びていた,3個体中2個体では,探索成功率も低下していた.この成功率の低下は,標的刺激が周辺視野に呈示された場合に特に顕著であった.このように向網膜系は周辺視野に及ぶ広範囲の視覚探索の機能改善に関与していることが示された.
- 2008-03-06
著者
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内山 博之
鹿児島大学工学部
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大野 裕史
鹿児島大学工学部情報工学科
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大野 裕史
鹿児島大学工学部
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福永 貴大
鹿児島大学工学部
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山口 隆一
鹿児島大学工学部
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津上 亮太
鹿児島大学工学部
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内山 博之
鹿児島大 工
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内山 博之
鹿児島大学工学部情報工学科
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