粘性付与培養液中における病原性大腸菌のHeLa細胞付着に対する磁場暴露の影響

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概要

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本報では、これまで我々が報告してきた静磁場暴露によるHeLa細胞への付着細菌数の増加現象について、その要因を明らかにすることを目的として、両者の混合培養時に粘性を付与した培養液を用い、細胞と細菌との付着に関わる物理条件を変化させることで、その状態を観察した。その結果、培養液に粘性を付与することで付着細菌数が増加すること、この条件に更に静磁場暴露を行うと付着細菌数がより増加することを見出した。これらの結果から、静磁場暴露による付着細菌数の増加が磁場の物理的な影響によるものではないかと推測できた。また磁場暴露時に溶液中を移動する細菌に対して物理的な力であるローレンツ力が加わる可能性が示唆され、この力が概算できたので報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-11-21

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