二入力残響除去における帯域分割処理の検討
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概要
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著者らは二入力信号を用いた残響除去法を提案してきたが、部屋の伝達関数のように次数が大きい場合、大規模な行列の計算が必要となり問題であった。ここでは、複数の帯域に信号を分割して間引き処理をおこなうことにより、伝達関数の各帯域あたりの次数を減らし、計算すべき行列の規模を小さくすることを検討する。部屋のインパルス応答を用いたシミュレーション実験により、伝達関数の次数が数千次におよぶ場合でも本手法によって残響成分が抑えられる可能性を示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-22
著者
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