多重回折を考慮した室内インパルス応答の幾何音響的計算法について
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概要
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幾何音響的計算法は、室内インパルス応答の予測計算に広く利用されている。この計算法では、ウエッジ、コーナーからの多重回折波が考慮されていないため不整形室では正しく計算できないが、有限要素法、境界要素法などの波動音響的計算法に比較し計算量を少ない。本報告では、幾何音響的計算法に回折波の効果が取り入れるための多重回折波計算法を提案する。計算式の導出には一重回折での理論解を基本とした。さらに、Kellerの幾何回折理論を用いて回折過程を線形フィルタでモデル化し、フィルタ処理を用いる多重回折波の簡易な計算式を与える。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-11-25
著者
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