Audio Systemのディジタルフィルタによる特性補正実験 : 特性改善と音質評価
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概要
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我々は, 既に高度感性情報を表す代表評価語を明らかにした. 本研究の目的は, それらを足掛かりして, 関係の深い未知の物理要因・特性を明らかにすることである. 本報告では, 現在までに重要な物理要因・特性として浮かび上がってきた音の波面の精密な再生に着目し, 実験を行った. それは, Digital Signal Processor (DSP) を用いて, 2wayスピーカシステムのクロスオーバー周波数周辺の音圧及び位相特性歪の補正とその音質評価実験である. その結果, 点に音像を定位させる, インパルス的な音の立ち上がりを良くするという補正効果は得られたが, 総合音質では悪いという結果となった. そして, 高度感性情報を再現するためには, 他に考慮すべき重要な物理要因・特性がある事を明らかにした
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-20
著者
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