高度感性情報の再生に必要な音響再生装置の物理要因・特性の発見 : CDによる音質の違い
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概要
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進歩してきた現在の音響再生装置でも, 聴取者が深く感動するような演奏音は未だ再生されていないと思われる.我々は, 音楽ソースに含まれる, 聴取者に深い感動を呼び起こす情報を"高度感性情報"と定義し, その再現に必要な物理要因・特性の発見を目的とした研究を行っている.本研究はコンパクトディスク(CD)に注目し, ディスクの材質等が異なると, 高度感性情報再現が異なることを主観評価実験により確認した.次に, どの物理要因が関係しているかを明らかにするために, CDの特性(誤り率, 反射率, 透過光量等)を測定した.その結果, CDの透過光量は, ディスクにより数10倍もの違いがあることを発見し, 且つそれは高度感性情報再現との間に強い関係があることが明らかになった.CDの透過光量の違いとして観察された事実が, 本質的に高度感性情報再現において何を示しているのかを知るため, 全く同一のスタンパーから, ポリカーボネイトの厚みとアルミニウム膜厚を変えたCDを製作し, 高度感性情報再現を評価した.そして, 高度感性情報再現と反射光, 又ディスクの振動との関係を考察した.
- 2001-07-20
著者
-
石川 智治
宇都宮大学大学院工学研究科
-
三井 実
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
宮原 誠
中央大学理工学部研究開発機構
-
藤本 桂一
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
-
宮原 誠
北陸先端科学技術大学院大学
-
石川 智治
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
亀田 昌志
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
-
宮原 誠
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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