深い感性はどこまで伝達できるか
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概要
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高度感性情報(感激, 深い感動, 実在感, アウェアネス)を, 電子映像システムで伝達表示できる限界に挑戦している.そのための研究方法, これまでに発見された要因・特性, これらを実現した開発状況、それに対する評価について述べる.所謂"電気紙芝居"を超えて, 高度感性情報を表現できるAudio-Visualを作るためには, 研究者が, 音楽・映像を愛し, 又厳しく評価できる事が必要であることを強調する.そして, 高度感性情報をもつCD, 画像をテストリソースとし, この情報がどんな劣化や変化を受けているかを深く観察することにより, 研究者が持っている工学的知識と突き合わせて(心理物理学的洞察を行い), どの物理要因が重要か, 又これまで見落とされてきたかを発見する.そして問題の解決を図る.自分が欲しい品質が得られるまで妥協しない.この研究法により, これまでに音で2つ、画像で6つの新しい要因・特性を発見し, それを実現するExtra High Quality Audio-Vidual system(Pilot)を開発した.高い評価を得ている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-02-16
著者
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