高品位画像ディスプレイのための非直線γ特性の検討 : 写真における定義とテレビにおける定義の関係の検討

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概要

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我々の研究の目的は、高度感性情報の再現に関係の深い物理要因・特性を明らかにすることである。その再現に重要な要素は階調や色の再現性だが、これにガンマ特性が大きく関わっている。本報告では、ガンマ特性を詳細に議論し、一定の値として定義されているガンマ値を入力レベル依存のガンマ値として拡張、解析するとともに、従来の特性曲線として示されたガンマ特性を、ガンマ値を直接示す新たな表示法にした。また、入力依存性に拡張した時の問題点について考察した結果、テレビジョン分野の定義において、非直線ガンマはガンマ特性を有する機器の入力-出力特性の微分係数ではなく、複雑な式を解く必要があることを具体的に示した。また、写真分野での定義との関係を明らかにした。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-10-24

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