自己組織化クラスタと画像の大域的傾向を用いた段階的領域分割について

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概要

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本報告では,自己組織化クラスタリングによって,画素の輝度値・位置座標をもとにクラスタ分けを行い,各クラスタを画像中の同一領域とみなし,領域分割を行う.しかし,クラスタリングの結果では同一のクラスタに所属する画像でも画面上では分離して存在するという問題がある.これらを解決するため離れて存在する画素を分離し別のクラスタに定義し統合する.また,原画像を単にクラスタリングを行い領域分割すると各クラスタの輝度値・位置座標にばらつきが出て,誤ったクラスタ分けを行ってしまい領域を正確にあらわすことができなくなる場合があった.そこで,領域分割を行う際,原画像を低解像度にした画像を用いて,画素値の大域的傾向をみてクラスタリングを行い,より正確に領域の境界部分を検出する領域分割を提案する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-12-17

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