低消費電力化を指向した単語音声認識システムのVLSI化に関する研究

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概要

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本報告では低消費電力化を指向した単語音声認識システムのVLSI化について述べる.連続分布型HMM(Hidden Markov Models)を用いた音声認識において出力確率計算は最も処理量を必要とする.提案するアーキテクチャでは出力確率計算を並列およびパイプライン処理で計算処理を実行する.システムは専用プロセッサにレジスタアレイを実装することによりメモリアクセス量を削減し,高演算効率を実現している.この手法によりメモリ,プロセッサにおいて低消費電力化が可能である.また,提案したアーキテクチャに基づいた単語音声認識システムのチップ試作を行った.実装したシステムは中規模単語認識(100〜1000単語)において,低クロック動作下で実時間応答を得ることができる.
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-06-21

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