異なる端末環境から利用可能なMMIアプリケーション開発における記述負担の軽減(対話(1))(第6回音声言語シンポジウム)
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概要
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我々はこれまでマルチモーダル対話(MMI)記述言語XISLを検討してきた.従来のXISLは,特にスロットフィリング対話などで記述量が多いこと,またXMLコンテンツの操作にCGIを用いる必要がある,などの理由からアプリケーション開発者の負担が大きかった.そこで,新たに提案するXISL2.0では,モダリティに対する扱いの差異を反映したU-M-A(Uni-modal,Multi-modal,A-modal)三階層モデルを基に言語仕様を新たに作成し,入力記述をモダリティ非依存にすると共に,VoiceXMLのタグセットを導入することによって記述量を大幅に削減した.後者は,対話シナリオをA-modalで記述できることで可能になった.さらに,XForms-likeなデータモデルを導入し,XISLシナリオ上からXMLコンテンツを容易に操作できるようにした.本報告では,これらの改善を加えたXISL2.0と記述例について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-12-15
著者
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桂田 浩一
豊橋技術科学大学大学院工学研究科
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桂田 浩一
豊橋技科大
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山田 博文
豊橋技術科学大学
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新田 恒雄
豊橋技術科学大学大学院工学研究科知識情報工学専攻
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山田 博文
岐阜工業高等専門学校電気情報工学科
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桂田 浩一
豊橋技術科学大学
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新田 恒雄
豊橋技術科学大学
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青木 一峰
豊橋技術科学大学大学院工学研究科知識情報工学専攻
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山田 博文
岐阜工業高等専門学校 電気情報工学科
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