ディジタル・ドキュメント作成支援環境の提案 : Collaborative Framing for Digital Journalism

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高度情報化社会の到来により、電子ネットワークを活用したドキュメント作成が頻繁に行われるようになった. インターネット等の簡便な情報公開手段の普及と検索技術の進展によって, 個人が作成したドキュメント情報の入手が可能になった. 不特定多数の受信者が存在する, 個人のドキュメント作成作業を, 社会を形成するジャーナリズムとして捉え, そのヴィジョンを探求する. 現在のインフラを前提に発達したものではない, つまり既存のジャーナリズムではないもの, むしろディジタル・ドキュメントがつくりだすジャーナリズムといえるものがあると考える. 本研究では, ネットワーク社会にふさわしいコラボレーションに基づく, ディジタル・ドキュメントを作成する支援環境として「コラボラティヴ・フレイミング」を提案する. コラボラティヴ・フレイミングとは, 個人の持つ概念をオブジェクト化したものをその個人のフレイムとし, それをネットワーク上で共有することでドキュメント作成の支援を行う枠組みである. このコラボラティヴ・フレイミングによって, 従来のマス・メディアとは違った, 個人の情報の質を反映したディジタル・ドキュメントが作成可能となる. そしてコラボラティヴ・フレイミングを通してディジタル・ジャーナリズムのあり方を探求する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-07-15

ディジタル・ドキュメント作成支援環境の提案 : Collaborative Framing for Digital Journalism

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