携帯電話を利用した参加型音声レポート作成に関する研究(<特集>教育システムにおけるプラットホームとコンテンツ開発論文)
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概要
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私たち研究グループは,参加型の学習支援を効果的に行う場として動物園に着目した.本研究では,携帯電話を使って学習者が音声レポートを作成することができるVoice Trackbackを開発し,野外学習での利用可能性を検証する.Voice Trackbackは,携帯電話とSkypeを利用してサーバ上に音声データを直接記録することができる,いわば声の掲示板である.複数の学習者が音声で情報発信や情報共有をしたり,個々の音声情報をWeb上で統合的に管理したりすることができる.実証実験では,動物の生態について学び,被験者ごとに担当を分担して動物についての音声レポートを作成するというタスクを設定し,本システムを導入した.その結果,学習プロセスにおいて学習内容の振り返りや内省が起きたことを確認した.また,問いかけ,語尾の工夫,感想の挿入など編集上の工夫が随所に見られた.質問紙調査による主観的評価を行ったところ,教育的効果,操作性,文字ベースのレポートと比較した有効性(楽しさ,気軽さ,伝わりやすさ,臨場感)などの項目において,ほとんどの被験者が肯定的な回答をした.
- 2008-02-01
著者
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大橋 裕太郎
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
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有澤 誠
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
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永田 周一
慶應義塾大学SFC インタラクションデザインラボ
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永田 周一
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
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馬島 洋
井の頭自然文化園
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馬島 洋
東京農工大学
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有澤 誠
慶應義塾大学
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永田 周一
慶應義塾大学
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小川 秀明
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
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有澤 誠
慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科
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馬島 洋
東京農工大学農学部動物行動学講座
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有澤 誠
慶應義塾大学環境情報学部大学院政策・メディア研究科
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有沢 誠
慶應義塾大学
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大橋 裕太郎
慶應義塾大学
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