構造的な抽象化機能を持つオブジェクト指向言語 : Ondineの概要
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概要
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オブジェクト指向の考え方による利点は、大きく次の3つに分けられよう。1.人間の思考に近いモデルが構築できること2.プログラムのジュール化、差分プログラミングなどが実現できること3.オブジェクトの考え方が、プログラムの並列性を記述するのにも適していることしかし、従来の『オブジェクト指向型言語』が、これらの要求を満たすのに十分な機能を持っているかどうかは疑問である。そこで本研究では、オブジェクト指向型と言われている言語の問題点を検討し、再構築することにより、より強力な言語システムの可能性を探ることとした。このシステムの名称を、Ondine(オンディーヌ)とする。Ondineの中心となる構想は以下の3つである。1. オブジェクトの性質についての解釈2. クラス階層と継承、型の実現方法3. オブジェクトの並列実行方式本稿ではこのうち、オブジェクト、クラス、型についての概略を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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