実時間システム仕様記述法について
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概要
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実時間システムの仕様記述をするための手法として,JSD法を基にして拡張した拡張JSD法(ExtendedJSD)を提案する.実時間システムはシステムの運行や外部実体とのかかわり合いが時間,時刻と深く関連しているシステムであり,システム仕様の記述には動的な視点からの記述法が必要である.JSD法は並列プロセスモデルに基づく記述法であり,望ましい性格を多く有しているが,時間制約や同期通信プリミティヴを含まないため,実時間システムの仕様記述には不十分である.そこで拡張JSD法は元のJSD法のタイミングステップを強化する方向で,多様な通信プリミティヴを提供し,また時間制約をその特性に合わせて記述できるように,JSD法を拡張した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1987-10-15
著者
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