視体積交差による複数人物位置推定とカメラ画像間の人物同定
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概要
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本稿では,複数カメラからの視体積交差による,室内空間における複数人物の位置の推定手法および,各カメラ画像における同一人物の同定手法を述べる.複数カメラに映る人物の位置を推定・追跡し,人物同定を行うことができれば,カメラアングルや人物位置などが原因で身体の一部のみしか映らない画像の情報が,ジェスチャ認識や個人識別などに有効に利用できる.しかし,複数カメラを用いて複数人物を検出するためには,オクルージョンや人物同定の問題を解決する必要がある.提案する手法では,視体積交差におけるボクセル空間に対し,人物位置の存在確率をマップとして持ち,これを適用することでオクルージョンによる複数人物の結合間題を回避し,複数人物の位置推定と追跡を可能にした.更に,このボクセル投票の結果に対し,各カメラに映る人物領域のボクセル対応を求めることで,人物の一部分領域に対してもカメラ間の同定を可能とした.実験の結果,良好な結果を得たので報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-05-10
著者
-
輿水 大和
中京大学 情報理工学部
-
冨永 将史
ソフトピアジャパン
-
冨永 将史
(財)ソフトピアジャパン
-
富永 将史
中京大学情報科学部
-
本郷 仁志
(財)ソフトピアジャパン 地域結集型同研究推進室/科学技術振興機構
-
丹羽 義典
(財)ソフトピアジャパン
-
輿水 大和
(財)ソフトピアジャパンHOIP
-
本郷 仁志
科学技術振興事業団
-
丹羽 義典
科学技術振興事業団
-
山本 和彦
中京大学 情報科学部
-
山本 和彦
岐阜大学 工学部
-
丹羽 義典
財団法人ソフトピアジャパン
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