Hough変換などを用いた顔部品認識の試み : 似顔絵生成システムPICASSOの顔入力部自動化

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概要

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本論文では、濃淡画像からの顔部品領域抽出法と輪郭抽出法について述べる。まず、瞳は顔部品の中でも形状に個人差が少なく、安定した検出が可能であるという性質に着目し、この瞳を円のHough変換を用いて抽出した。次いで、その位置を手がかりに射影処理を用いて目、鼻、口などの顔部品の領域を認識をする方法を考案した。96枚の濃淡画像に対し実験を行った結果、口領域で84%、その他の顔部品では95%以上の認識率であった。輪郭抽出については、K-L展開を用いた輪郭抽出法を考案した。4、5個程度のK-L展開のパラメータで様々な形状の顔部品輪郭が表現できる性質を利用し、Hough変換の投票にヒントを得た一致度評価により顔部品輪郭抽出を実現した。顔部品認識の鍵となる目輪郭に対して実験を行った結果、その有効性が確認できた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-02-18

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