航空機の高度監視システム用遠隔制御装置
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概要
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近年の航空機運航の増大に伴い, 高度29,000ft以上での垂直間隔(飛行できる高度間の間隔)の短縮(2,000ft間隔から1,000ft間隔へ)が検討されている. この短縮には指定した空域内を飛行する航空機の飛行高度の監視が必要とされている. そこで, この航空機の飛行高度を航空機に搭載した気圧高度計システムとは独立に計測するシステムが必要となる. この高度監視用センサとしてはレーダやGPSなどを応用したものが提案されている. 当所では1970年代から航法精度測定用レーダ(NAMS)を開発してきた. 最近, センサとしてNAMSを2台用いた高度監視システムを開発した. このシステムの主目的は高度測定用レーダとSSR(二次監視レーダ)によるデータ取得であるが, これらのセンサは遠隔地に設置され無人で運用される可能性が高い. そこで, 取得したデータを基地局に伝送する機能とセンサ系の遠隔監視機能を備えた実験システムを開発した. 本報告では, この高度監視システムの遠隔制御装置の部分について機能と性能の概要を報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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