すい体型視線を用いた空間へのVotingによる3次元環境情報抽出手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
カメラを任意の軌跡に沿って移動させながらシーンを連続的に撮影した画像列から,対応点探索や特徴点追跡を全く行わずシーンの3次元情報を抽出する手法として,筆者らは既にボクセル空間への視線のボーティング(投票)による3次元情報抽出手法を提案している.ボーティング法では,特徴点の3次元位置を視線の交点として抽出するが,従来は画素の大きさを無視して1画素を通過する視線を直線とみなしていた.このため本来交差すベき視線が交差しなくなる可能性が生じた.本論文では,視線を直線ではなくすい体とするボーティングによる3次元情報抽出法を提案している.視線をすい体とすることで視線同士が必ず交差することが保証されるが,ボーティング後のボクセル空間からは,シーン空間における特徴点の存在可能範囲だけを抽出することができる.そこデ,ボーティング後のボクセル空間から,特徴点位置を正確に推定する手法も提案している.本手法によって,画像の解像度にかかわりなく,ボーティングによってシーンの3次元情報を抽出することが可能となる.また特徴点位置推定を併用することで,0.2%の測定精度を達成することができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-01-25
著者
関連論文
- 力学的相互作用における弾性移動体の計算法に関する検討
- 物体流の変動にロバストな動物体計数法
- 領域間マッチングによる多物体追跡法 : 移動ベクトルを用いた移動物体特定法の利用
- フレーム間差分を用いた在席状態の判定
- 画像認識技術を用いたインテリジェントテレモニタリング : 画像通信システム,画像応用
- 正面と側面の似顔絵に基づく3次元似顔頭部モデルの生成
- 2)自然画を用いた実体提示における視点位置の自動決定法(〔画像通信システム研究会 画像処理・画像応用研究会〕 合同)
- マニピュレ-タ・キネマティクスに関する神経回路網の逆写像生成について (システム・知識工学)
- カテゴリー別VQを用いたHMMによる動作認識法
- 隠れマルコフモデルを用いた動画像からの人物の行動認識
- HMMを用いた動画像からの動作認識の高精度化と評価
- ◸^2Gフィルタリングを用いた多視点からのボーティングによる多重スケール3次元構造の復元法
- 時空間画像の遮蔽解析を用いた面構造復元
- スネークを用いたモルフォロジー演算による輪郭抽出
- マルチビューによる高精度3次元構造抽出手法
- すい体型視線を用いた空間へのVotingによる3次元環境情報抽出手法
- 空間への Voting による3次元環境情報抽出手法
- 光ジャイロを用いた画像列からの3次元情報抽出手法
- ビジュアルトリップにおける画像蓄積手法の検討
- 3次元形状の軸表現 : Smoothed Local Generalized Cones
- 多次元心理空間を用いる類似画像検索法
- 類似画像検索に用いる多次元心理空間の最適次元の検討
- 遠隔監視のためのアダプティブサンプリング方式の提案 : 情報ディスプレイ/視聴覚技術/画像応用/画像処理・コンピュータビジョン/画像通信システム
- 時空間画像処理による走行車両像自動抽出法
- 音と画像のフュージョンによる車種認識
- 超広角単眼視による移動物体の形状抽出
- 構造化映像自動要約手法の検討
- アニメーションにおけるモーション制御法の検討
- 構造化映像自動要約手法の検討
- 正規化主成分特徴量を利用した物体抽出法とその定量的評価
- 5)簡易画像生成のための色量子化手法の検討([視覚情報研究会(第71回)画像処理・画像応用研究会(第78回)画像・表示研究会(第100回)]合同)
- 超2次関数による3次元物体の基本要素分割
- 2-4多次元画像処理(2.画像処理の技術を拓く)( : 画像処理)
- 立体形状検索システム
- 4)作図プロセッサを用いた画像類似検索手法の検討(画像処理・画像応用研究会)
- 物体有無判定における正規化主成分特徴量の評価