移動制約者のための駅構内の無線システムを利用した位置測定
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概要
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駅などでPHS基地局の無指向性アンテナから移動体で受信電界強度を測定した位置検出システムでは異なるプラットホーム上の基地局からの信号が該当プラットホームの基地局からの信号より高い場合はプラットホームを間違えてしまい、同じプラットホーム上の電波よりも異なるプラットホーム間からの電波がもっと強い場合が多いので低い精度を表した。それで、本研究では異なるプラットホーム上の基地局からの干渉を抑制するために指向性アンテナを利用した方式を提案する。その方式では電波吸収剤を用いて基地局アンテナに指向性を持たせることで不要な干渉を抑えることができるものである。そして、駅での高精度な位置測定が可能になり、利用者の不要な音声、データ通信ができ、移動制約者に正確なホームを識別させ、目的地までの経路案内ができる。この提案方式の有効性を確認するため、実際のJR高崎駅の構築された実験システムを想定し、計算機シミュレーションを行ない、提案方式が不要な干渉を抑え、さらに、位置検出精度も高いことが示されている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-12
著者
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圓川 隆夫
東京工業大学大学院社会理工学研究科経営工学専攻
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中川 正雄
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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圓川 隆夫
東京工業大学
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池庄司 雅臣
(株)ニイウス金融エンジニアリング・グループ
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圓川 隆夫
東京工業大学大学院 社会理工学研究科
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池庄司 雅臣
東京工業大学
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徐 景
慶應義塾大学理工学部情報工学科
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中川 正雄
慶應義塾大学
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