コンジョイント分析におけるサンプル分類のための検定法
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概要
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コンジョイント分析は消費者行動を調べるための有効な方法の一つである.その分析では, サンプルとなる被験者をグループ内において選好が同質となるように分類することが重要である.しかしながら, 従来の分析においてはサンプル分類の統計的な妥当性がほとんど考慮されていない.本研究では, 誤差項を考慮した確率効用モデルとしてのコンジョイントモデルを定式化して, 選好順序データからグループ間における部分効用ベクトルの同一性を検定する方法を提案する.パラメータ推定のアルゴリズムとしてRANKLOGITを用いる.RANKLOGITでは尤度関数が定義されるので, 仮説検定を行う上でロジット分析の仮説検定方法を容易に取り入れることができる.この方法を使った応用例として電話機の嗜好調査の例を示す.さらに, 提案した検定法の第1種の誤りの確率や検出力を評価するために数値実験を行う.
- 1998-01-15
著者
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