CRTの実践的手順化による新商品開発の中核問題の探索
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概要
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日本の製造業の復活には,製造業の大半を占める中小企業が新商品を継続的に開発し,活性化することが急務である.本論文はその中小企業の新商品開発を阻害する根本的問題(中核問題と呼ぶ)の探索,およびそのための方法論について考察するものである.そのために,まずTOC(制約理論)の一手法であるCRT(現状問題構造ツリー)の考え方を実践的に活用できるように,具体的な七つの作業ステップの手順を考案した.その作業ステップに沿い,業種の異なる中小企業4社の中核問題を探る調査を行った.この結果,新商品開発を阻害する中核問題は,組織や人材にかかわる問題であること,業種が異なってもCRTの構造は概ね同様であり一般化できること,およびCRTが本質的な問題を探索する手法として有用であることを示すことができた.
- 2004-01-15
著者
-
圓川 隆夫
東京工業大学大学院社会理工学研究科経営工学専攻
-
圓川 隆夫
東京工業大学
-
圓川 隆夫
東京工業大学大学院 社会理工学研究科
-
入倉 則夫
(株)デンソー電機製造2部第1生産技術室
-
石川 信一郎
(株)博報堂第1ストラテジック・プランニング局
-
入倉 則夫
(株)デンソー経営企画部
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