VDT作業内容の違いによる生理・心理的影響の考察
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概要
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本研究は異なるVDT作業による, 生理・心理的影響を調べるために、各作業を特徴づける因子を抽出し, これと生理・心理的影響との関連を解明することを目的とする.そのため, VDT作業として数値入力, 文章作成, TVゲーム, 指定課題のプログラミングおよび自由課題のプログラミングの五つの作業を前、後半1時間ずつ2時間実施した.ここで作業終了後に行った作業内容に関する設問により作業を特徴づける因子を抽出した.心理的影響の尺度として被験者の心理的状態に関する設問を行った.また, 生理的影響の尺度としてCFF値, 近点距離および尿中アドレナリン含有量を測定した.この結果, 作業を特徴づける因子として作業価値および変化性が得られた.また, 作業価値かつ変化性の乏しい作業は作業後, モチベーションの低下, 激しい疲労感とともに生理的負担も大きい疲労状態になり, 作業価値かつ変化性の富んだ作業は心理的影響が少ない抗疲労状態になることが示唆される.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1987-06-15
著者
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圓川 隆夫
東京工業大学大学院社会理工学研究科経営工学専攻
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圓川 隆夫
東京工業大学
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伊藤 謙治
東京工業大学大学院社会理工学研究科経営工学専攻
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秋庭 雅夫
東京工業大学
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伊藤 謙治
東京工業大学大学院社会理工学研究科
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尹 哲皓
東京工業大学
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