習熟速度の動的評価方法の区間長選択に関する研究
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概要
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新しい技能を習得している期間中の習得速度の変化を動的に評価することは, 関連した技能の関係を知ったり, 教育・訓練方法を評価したりする上で重要である.従来の習熟の理論による習熟係数は習得期間全体の習熟速度を表わす指標となっており, 期間内の習熟速度が変化するような場合にその時間的変化を評価するような枠組みのものではない.また期間を小区間に区切るような方法もとられてきたが, 経時的な評価には不十分であり, また区間長の選択についてはこれまで議論されてこなかった.本研究では習熟速度が作業期間内に変化するものとして, 管理図のようにその変化を動的に評価する方法として移動習熟係数を提案する.また最適な区間長の選択についてシミュレーションによりその指針を示し, さらに実際の作業に適用して, この方法により習熟速度の変化の検出が可能であることを示す.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1995-12-15
著者
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