日本語学術論文理解における視覚情報の活用方略 (<特集>教育における認知的アプローチ/一般)

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概要

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本研究は外国人留学生を対象として内容理解と図表情報の活用の関係を明らかにするために実験を行った。実験では、外国人留学生42名を対象に図表の読み取りに関する自由記述データを収集し、クラスター分析により、4カテゴリー「図の基本軸」「特徴」「言い換え」「図の項目」に再分類して、内容理解度との関係を分析した。さらに、内容理解度により上位群と下位群に分けて、4つの読み取り方略の使用の違いを分析した結果、上位群は、図表の構成要素と文章表現とを結びつけて積極的に「言い換え」を行っていたが、下位群は断片的な構成要素の「特徴」や「図の項目」を読み取る傾向が見られた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-06-09

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