非可逆多端子分配・合成回路を用いたMMIC注入同期発振器

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概要

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非可逆6端子分配・合成回路を用いたMMIC注入同期発振器(ILO)を提案するとともに、そのスプリアス抑圧効果について述べる。入力端子と電気的にアイソレートされた出力端子を有する非可逆6端子分配・合成回路を用いることにより、従来の非可逆4端子分配・合成回路を用いたILOに比較して発振出力端子への注入信号の漏洩を20dB以上の改善することができるとともに、高次サブハーモニック注入同期発振動作における注入信号の高調波成分を30dB以上抑圧することができることを確認した。これより、バイアス給電を兼ねる簡単なLC共振回路を出力端子に付加することにより、全スプリアスレベルを-50dBc程度に抑えうる見通しを得た。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-05-25

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