画像処理による自動車用バックミラーのひずみ検査の一方式
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概要
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自動車用バックミラーの製造工程でそのひずみ状態を自動的に検出し, 製造工程を調整したり不良品を排除することを目的として, ひずみ検出手法を提案し, 検査システムを組み立ててその有用性を実験的に確認した.ミラーのひずみをテストパターン画像のひずみとしてとらえ, 画像処理手法によって検出する.反射面全体を一括検査できること, ミラーの曲率が緩やかに変化していても検出が可能であること, 反射面のメッキ前に判定が可能であること, 光学系の光路を短くできること, などがこの検査システムの特徴である.まずミラーのひずみが画像ひずみになる過程を考察して, レンズ絞りが重要であることを指摘した.次にミラー全面を一括検査するためのテストパターンと光学系を検討した.ここでは工程への組込みが容易となるよう, 光学系の光路長の短縮を図った.データ処理では空間的に緩やかに変化するひずみを短時間で検出するための手法を検討した.更に検査システムを組み立てて画像処理による検査結果と目視による検査結果とを比較し, 有用性を認識した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-03-25
著者
-
川田 浩彦
大阪産業大学大学院工学研究科
-
紙谷 卓之
大阪産業大学 工学部
-
丸谷 洋二
大阪産業大学 工学部
-
川田 浩彦
筑波大学
-
川田 浩彦
北陽電機株式会社
-
丸谷 洋二
大阪産業大学工学部情報システム工学科
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