濃淡画像マッチングによる個人識別における信頼性向上
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概要
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本論文ではモザイク顔画像を用いた個人識別システムを提案し, その安定性について報告する. まず, 室内の蛍光灯照明の影響を排除して顔を撮影する目的で, 近赤外域での照明と撮影を行った. また, 照明光を偏光とすることにより眼鏡の反射光像を除去し, 安定して特徴点の抽出を行った. 100人の顔画像に対し, モザイクデータの相関係数を用いて個人識別を行った結果, 20×20の分割数の場合100%の認識率が得られた. 顔の移動, 顔の向きおよび照明用光源の出力変動に対するシステムの安定性を調べた結果, 想定される範囲内の変動には充分対応できることが明らかになった.
- 1997-01-24
著者
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