3次元血管モデルのX線画像への実時間位置合せ手法(次世代医用画像技術論文特集)
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概要
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複雑な3次元自由形状剛体の位置・姿勢を, その2次元投影図から高速に算出する一手法を提案する.この手法は, 手術前に撮影されたデータ(MR Angiogram)から構築された脳血管の3次元モデルを, 手術中に撮影されるその血管のX線画像(Digital Subtraction Angiogram)にリアルタイムに重ね合わせるために開発された.初期姿勢が±20度の誤差で与えられる条件のもとで, 基本的に3次元モデル各点の画像上への投影位置から最短距離にある観測血管陰影の位置をそのモデル点の対応位置とするが, 対応する血管投影が画像から抽出されない場合には, 間違った対応位置を多く含んでしまう.本手法ではこの過程において, 3次元モデルの投影形状から算出される適応的な探索領域を用いることにより, 正しくない対応を効果的に除去する.得られる3次元モデル点とその投影位置の仮対応ペアの高正解率に支えられ, 2次元投影位置からの3次元位置・姿勢の算出時に, 回転行列Rの線形化などが問題なく適用され, 高速で頑健な位置合せを実現している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-01-25
著者
-
喜多 泰代
産業技術総合研究所
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喜多 泰代
電子技術総合研究所b知能システム部
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喜多 泰代
電子技術総合研究所
-
L.Wilson Dale
オックスフォード大学
-
J.Alison Noble
オックスフォード大学
-
J.alison Noble
Univ. Oxford Oxford Gbr
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