特徴点対応を必要としない剛体の位置合せ手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
剛体を平行移動,回転移動して得られる任意の位置・姿勢を,特徴点や特徴セグメントの対応ペアの抽出を行なわずに検出する手法について発表する.本手法では,対象剛体は対象上の代表点の空間座標値Pi(x,y,z)(i=1~n)で表し,これらの代表点の移動後の新しい座標値P′_j(x′,y′,z′)(j=1~n)は,その対応はわからないがすべて既知であることを条件とする.まず,移動前と移動後のP_i(i=1~n)の重心のずれの分,平行移動させることにより重心を重ね合わせる.次に,重心を固定した状態で適切な回転力を加えることにより,目標姿勢に収束させる.この回転力としては,初期姿勢の各点P_iに対して,目標姿勢のすべての点P′_jからその2点間の距離の二乗に比例する斥力をかけると,局所安定点に陥る場合が少なく,安定に目標姿勢に収束する興味深い性質を見い出した.そこで,この性質を利用したアルゴリズムを紹介し,その特性に関する考察を示す.また,対象物体の表面の模様の3次元座標の変化から,その物体の位置・姿勢の決定を行なう実験結果についても合わせて報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-01-20
著者
関連論文
- 1G08 産総研のワークライフバランス支援(3) : 女性職員エンカレッジング研修 科振費(女性研究者支援モデル育成)事業の試みの一つとして(科学技術人材と男女共同参画(1),一般講演,第22回年次学術大会)
- BS-12-5 フィールドサーバで撮影された画像のための変化画像抽出システム(BS-12.屋外におけるユビキタス・センサネットワークの現状と課題,シンポジウムセッション)
- テリトリベース3D-2Dレジストレーション手法の拡張とその応用 (画像の認識・理解論文特集)
- 汎用3D-2Dレジストレーション手法とその応用例
- 中心窩広視野を利用した3D-2D位置合わせ
- 4DVM : 仮想環境への点検情報蓄積
- 移動能動視覚によるプラント点検画像の蓄積
- 移動能動視覚によるプラント点検画像の蓄積
- 特集「情報化社会への視聴覚障害者の参加を考える」の編集にあたって
- 3次元血管モデルのX線画像への実時間位置合せ手法(次世代医用画像技術論文特集)
- 3次元血管モデルのX線画像への実時間位置合わせ手法
- 斥力を用いた剛体姿勢の検出手法
- 特徴点対応を必要としない剛体の位置合せ手法
- 特徴点対応を必要としない剛体の位置合せ手法
- 3次元画像解析とグラフィックス技術の医学応用に関するサーベイ
- ハンドリングのための変形モデル駆動型衣類状態推定
- 解説 テリトリベース3D-2Dレジストレーション手法とその応用--3次元自由形状剛体の2次元的な見え方からの位置・姿勢検出
- 医用画像処理に利用されるパターン認識・ビジョン・グラフィックスの手法
- 医用画像処理に利用されるパターン認識・ビジョン・グラフィックスの手法
- 対象の変形を考慮した乳部ステレオX線像間の対応手法 (画像の認識・理解)
- 属性を考慮した仮想引力による位置・姿勢検出手法
- 複数種胃X線画像の統合解析のための画像間の胃領域対応付け
- MVA'92
- 推定輪郭を利用する二重造影像の胃領域輪郭抽出
- 予測形状を利用する二重造影像の胃領域輪郭の推定
- 二次元濃度ヒストグラムを用いた画像間変化抽出(画像処理,画像の認識・理解論文)
- 産総研における男女共同参画(男女共同参画のページ)
- 胃の2次元モデルを用いた二重造影像の胃領域の形の予測
- 対象の大きな変形を考慮した医用画像統合解析(電子情報通信学会フェロー記念講演,計算解剖モデルとその診断・治療支援への応用,医用画像一般)