分散時刻管理による相互結合網シミュレーションの並列処理

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
離散事象シミュレーションを並列に行う際の分散時刻管理の一つであるコンサーバティブ法を用いた相互結合網シミュレータを開発した。コンサーバティブ法ではデッドロックが発生する可能性があり、シミュレーションに採用する際にはデッドロック解決アルゴリズムが必須となる。本稿では、コンサーバティブ法を採用した理由について説明し、相互結合網シミュレーションにおけるデッドロック解決アルゴリズムの効率的な実装法について検討する。そして、本シミュレータの設計方針を解説した後、並列計算機上に実装を行ったシミュレータの性能評価を行う。実行結果から、時刻の問い合わせメッセージの伝播距離が局所的になることを確認した。
1994-07-22

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク