相互結合網シミュレーションのための分散時刻管理手法

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概要

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並列計算機や分散処理環境上での並列離散事象シミュレーションの高速化を目的に分散時刻管理手法に関する調査を行った。主な評価モデルとして相互結合網モデルを採用し、そのテストベッドとしては高並列計算機AP1000上に実装しているプロトタイプ汎用並列離散事象シミュレータを用いている。本稿では、相互結合網モデルの特性を明らかにするために、並列離散事象シミュレーションにおける既存のモデルとして論理回路、待ち行列を取り上げ、分散環境上における時刻矛盾の回避・解消コストについて比較調査を行う。そして、分散時刻管理手法の一つであるコンサーバティブ法に基づいた時刻管理アルゴリズムについてプロトタイプシミュレータによる簡単な評価を行う。
1995-08-23

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