語学学習支援システム(CALL)開発における教材構造モデルの提案(<特集>e-Learningにおける先進的研究開発 : 知的システムなど/一般)

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概要

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本研究は,大学・大学院の専門課程で学ぶ外国人留学生を対象としたコンピュータ支援語学教材(CALL)を設計するための教材構造モデルを提案する。このモデルでは,論文(談話)理解に必要な領域知識,談話情報,意図理解の三者を区別し,1)教材設計者2)語学シラバス提案者3)専門教官4)チュータ5)語学教師の5つの課業役割ごとにその役割定義を行った。さらに,学習過程を活性化させ,より効果的な学習環境の設計のために,認知的方略として描図表略を取り入れた枠組みを提案した。この枠組みに基づいた読解課題を作成し,読解方略(描図方略)の効果を実験によって検討した結果,文章理解における等価吸収(assimilation)よりも弁別吸収(discrimination)において効果が高いことが示された。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-05-09

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