外部電子回路における圧電デバイスの共振周波数可変範囲の拡張に関する検討

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概要

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筆者らは、これまで固体のインダクタを用いる代わりに、擬似的な誘導素子が実現可能なGIC回路を用いて圧電デバイスの共振周波数の連続的な可変制御を試みてきた。その結果、圧電素子にもうけられた制御用電極を短絡した状態から、共振周波数を低下させる(下降制御)ことに成功している。しかし、実際には、共振周波数を高める方向の制御(上昇制御)も必要となってくる。そこで、GIC回路を構成する素子構成を変えることにより、擬似的可変容量素子を実現し、共振周波数の制御を試み、共振周波数の上昇制御を確認した。また、固体コイル素子と組み合わせることにより、誘導素子から容量素子への可変可能な回路を構成し、共振周波数の上昇及び下降制御が可能となることを示した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-07-15

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