近距離場音波浮揚における音場分布と保持力の関係

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概要

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超音波振動子の放射面近傍で板状の物体が浮揚する近距離場音波浮揚現象において、浮揚物体の横方向位置のずれを戻そうとする保持力が働くことがわかっている。今までに位置ずれによる放射面と浮揚物体間の音圧分布の非対称性により生ずる音響流が保持力の発生源であることが確認されており、有限要素法による音場解析からNyborgの式より保持力の計算を行うことについて検討してきた。本報告では、3種類のホーン・振動板について音圧分布の測定を行い、浮揚物体の横方向位置のずれによって音圧分布が変化することを確認した。また、浮揚物体に微小な穴をあけたときの保持力の増大効果についても測定・検討を行った。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-02-18

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