FDとしての公開授業の類型化 : 13大学の事例をもとに
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概要
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本研究の目的は,近年FDあるいは大学教員研修の一環としていくつかの大学で行われている公開(実験)授業に焦点をあて,その実践の意義を類型化することである.実際に公開授業によるFDを試みている13大学をケースとし,アンケート調査および実践者同士のディスカッションのプロトコルデータを分析した.その結果,公開授業の意義として,啓発型,モデル伝達型,ファカルティ連携型,反省(リフレクション)型,ネットワーク志向型という5類型を見出した.これらのことにより同じ「授業を公開する」という方法ではあっても異なる機能を果たすことを明確にすることができた.さらにそれぞれの特徴と問題点を指摘し,目的に応じた方法がとられるべきであることを指摘した.
- 日本教育工学会の論文
- 2004-03-05
著者
-
田口 真奈
メディア教育開発センター
-
溝上 慎一
京都大学高等教育教授システム開発センター
-
田口 真奈
メディア教育開発センター研究開発部メディア経営研究部門
-
神藤 貴昭
京都大学高等教育教授システム開発センター
-
溝上 慎一
京都大学高等教育研究開発推進センター
-
藤田 志穂
京都大学大学院修士課程
-
藤田 志穂
京都大学大学院教育学研究科
-
藤田 志穂
京都大学大学院
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