ポテンシャル場によるエージェントの協調作業の導入に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は,複数エージェントによる効率的な協調作業を実現することを目的としている.そこで本輪では,この複数エージェントによる協調作業を導入する方法として,ポテンシャル場を用いた手法を提案する.複数エージェントを協調作業させる際に問題となる点は,エージェントの知識データの記述量に関する問題や,学習手法における計算量の問題,コミュニケーションでの通信量の問題などがある.これらの問題に対処し,エージェント間の協調行動を導入するためにポテンシャル場を用いた.このポテンシャル場はデザイナーが設定するのではなく,計算機実験を通して得られるものである.今回対象とした問題は,箱押し問題(Box-Pushing Problem)である.この問題は箱を目的位置まで向きや進行方向を変えながら運ぶ問題である.エージェントに関するポテンシャル場を生成するために,遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm:GA)を利用した.本論で提案した手法について,箔押し問題における複数エージェントの協調作業の計算機実験から,協調行動導入に対する有効性が確認された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-09-20
著者
-
嘉数 侑昇
北海道大学
-
成瀬 継太郎
北海道大学工学部
-
横井 浩史
東京大学 大学院工学系研究科
-
横井 浩史
北海道大学工学部
-
横井 浩史
北海道大学
-
牧野 勤
北大
-
牧野 勤
北海道大学大学院工学研究科
-
嘉数 侑昇
北海道情報大学
-
嘉数 侑昇
北海道大学大学院工学研究科システム情報工学専攻
-
成瀬 継太郎
北大
-
横井 浩史
電通大 大学院
関連論文
- セル型倉庫問題における分散エージェント群の行動調整とその評価
- ラット前頭葉を模倣した脳モデルの構築に関する基礎研究 : セルラー場による順応学習の実現
- 強化学習による多足歩行ロボットの適応的歩様獲得に関する研究
- マルチエージェント系における機能創発
- 感情を模した内部状態を持つエージェント系における人工社会の形成
- 3次元ソリッド形状のスウィープ立体に関する理論的考察
- スウィープ補間曲面ソリッドのCSG表現法に関する研究
- フィレットのCSG表現法に関する研究 : 平面間稜線と頂点まわりの場合
- フィレットのCSG表現法に関する研究 : 二次曲面間相貫線まわりの場合
- N/C加工シミュレータ開発のための基礎研究 : 工具移動軌跡のモデリング