CSGモデルの高速面画作成用ハードウェア・プロセッサの開発

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概要

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CAD技術の高度化の流れとして、ソリッドモデラーにより定義された形状をより写実的に、かつ、対話的な速さで出力すること、すなわち高速面画作成の技術が強く要求されている。ソリッドモデルの主流の一つであるCSG表現法(以下CSGと記す)により定義された形状を面画表示する場合、その過程において形状の表面を得るための集合演算が必要であり、それが高速表示を困難にしている一因となっている。このため、一般には多面体化等の近似手法を用いているが、この場合画像の質が落ち好ましくない。より写実的に表現するためには、光線追跡(探索)法を適用し、面画表示することが望ましい。本研究では、CSGに光線追跡法を適用する場合の処理の並列性、パイプライン性に着目し、その過程を高度にハードウェア化することによる高速処理化を目的として、高速面画作成専用プロセッサの開発を行ない、主要な部分の試作を行なったので報告する。なお、形状モデラーにはTIPS-1を用いた。
社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01

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