ダブルコイル機構を用いたリニアアクチュエータ

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概要

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二重螺旋構造に巻いたコイル間の静電気力を利用したリニアアクチュエータの開発を進めている。提案するアクチュエータはコイル2個を同軸に巻き込んだものであり、コイルをコンデンサーの電極として機能させることで、極間に静電気による吸引力を発生させる。この静電気力とコイルのバネとしての機械的弾性力のバランスによって巻き方向にリニア駆動可能なアクチュエータとして実現することを目指している。この構造により柔軟なリニアアクチュエータの開発が期待される。本稿では、アクチュエータ自体の実現性を検証するために、電気的、および、機械的なモデルを検討した。試作コイルによる実験では機構全体の振動現象が観測されたが、十分な伸縮効果は観測されなかった。また、モデルにスケールファクターを導入し、本提案が有効に機能するスケールについて検討を加えた。
一般社団法人情報処理学会の論文
2002-11-14

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